サポセン便り【令和4年3月第20号】

サポセン便り

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パソコン、スマホ、タブレット等、どの端末から見ても読みやすくなるように最適化されています。

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『にこにこ食堂』子供食堂 江別更生保護女性会 田原久美子

3年前から取り組んでおります「ニコニコ食堂」についてご紹介します。
学校とは別の場所で小学生が元気に集い、学年の垣根を越えて話し学び、共に笑って食事をする事によりお互いを思う優しさ、食事の大切さを覚え心が成長してくれる事を願って開きました。
平成30年、日本更生保護女性連盟より”地域との連携・共同活動推進地区“の制定を受け、協議の結果、予てからの懸案事項でした子供食堂「ニコニコ食堂」に決定しました。
既に実施されている北翔大学教授に開所についてのご指導を頂き、様々な議題を話し合いました。
子供食堂には確たる定義は有りませんが、子供達が「ここに来て良かった、楽しい」と
思ってくれる事、更に安心安全な居場所でなければなりません。

第一の課題でした場所については、友愛ナーシング施設長より「土曜日は厨房と会議室が空いているので使って下さい」と、何と嬉しい連絡があり、地域と場所が決定しました。
この活動を実施する上で、地域との連携が大切であると考え、地区の民生委員・自治会員・PTAの皆様に、趣旨と地域共生社会に向けて協働の必要性を説明して協力を願い、その結果沢山の方々が手を挙げて下さり、実行委員会を設立し、企画の段階から加わって頂き、調理師資格者もいらして素敵な仲間が集いました。

待ってくれている子供達の為にも、早く収束して子供たちの笑顔、元気な声が響く日の来る事を願っております。

愚か者 大麻分区 松本達也

30代の頃までは「スタイルがいいね」とか「スマートだね」などと言われ、「いやーそんなこともないですよ」と謙遜しつつ内心はまんざらでもなかったのであるが、それから20数年が経ち、あれよあれよと体重は増え続け、あの頃に比べれば40数キロも重くなり今では立派な肥満体。
 妻や二人の娘からこっぴどく叱られ、昔を知る人に会えば「どうしたのそんなに太って、ダメだよ病気になるよ、ダイエットしなさい」と叱られ、それでも毎年の健康診断では、脂肪肝こそは免れないのだが、血圧、血液値、尿数値、心電図とほぼ正常値内に収まっていることもあり、毎日飲まなければならない薬がないこともあって、「しょっちゅう叱られるけど、まだまだ大丈夫」などとたかをくくり、それどころか、40キロって言ったら10キロの米袋4つにもなり、持ち上げるだけでも大変なのに、それを毎日身につけて生活してるんだから「人間ってのは凄いもんだなー、不思議なもんだなー」と悠長に構えていたのだが、人生このままなにごともなく過ごせる訳もなく、ついにとうとう大変な苦しみに直面する時がやって来たのでありました。
 昨年12月の健康診断で腎臓に石があることが判明。それも11ミリもある大きな石で、その石が圧迫して腎臓が腫れ、腎臓のはたらきを表す数値も良くないとのことで、すぐにでも専門の病院で見てもらわなければならないとの診断が下された。
 元来、私は石が出来やすい体質で、これまで死ぬほど痛い尿管結石に7度もなっていることから掛かりつけの病院が東札幌にあり、年が明けてから受診したのだが、11ミリもあることからこれまでの1~2ミリの石のように薬で溶かして出すことは出来ないとのこと。また今は医療が進んでいて、本当であれば腎臓の結石は体外からの超音波で衝撃を与えて石を砕き外に出せるのだが、私の体型では超音波が届かないとのこと。よってかくなる上は、2月に4日間の入院による内視鏡での破砕摘出手術と相なったのである。
 手術の日、麻酔科の先生より「体が大きすぎて麻酔が効かないかも、麻酔が効かなければ手術は先送りします」と言われ、今さらそれはないでしょうと涙。
それでも何とか麻酔が効き手術も無事に終わったのだが、術後丸1日の絶食。半日間はベッドから起き上がれない。術後6時間経ってようやく出来たことが体を横に向けるだけのこと。「絶食と動けない」この2つは私にとっては相当な苦しみとなった。
 動いてはいけないベッドの上で「あーもっとみんなの忠告を聞いておけば良かった」「なんでこんなに太ってしまったのだろう」と、すべて自分が原因の分かりきったことにわざわざ思いをめぐらせ、「もう二度とこんな辛い目に会うのは嫌だ」「退院したら必ずダイエットに取り組もう」と決意を固めたのであったが。
 退院して数日が経ち、体内から石もなくなり、すっかり元の生活に戻り、あの苦しみはどこへやら。動けないベッドの上で固く誓った決意は跡形もなく消え去り、これまで通りのご飯を口にして運動もせず。挙げ句には「今回大きな石を取ったんだから、この先数年は大丈夫だろう」と。
 どれだけ辛い目に会おうと以前と変わらず、自分を騙し、誤魔化し。この先もきっとこうなのだろうと、かろうじてその自覚だけが残ったのでありました。

北海道再犯防止推進フォーラム 大麻分区 澤向ミチ子

2月14日午前1時30分より15時20分まででした。

1「地方再犯防止推進計画について~北海道の取組」

再犯者率は本道で45.5%(令和元年)と高いことから、国や市町村、民間協力者等と連携しながら、再犯防止等の取り組みを計画的に進めるため道計画を策定。
その目的は犯罪や非行をした人達が、社会において孤立することなく、再び社会を構成する一員として地域に定着できるよう支援する取り組みを推進することにより、再犯を防止し、道民が安全で安心して暮らせる社会の実現を目指す。

2「本道の再犯者等の状況」

① 検挙人員に占める再犯者の割合は平成25年:42、1%~令和元年:45,5%と増加している。
②保護観察が終了した人(少年を除く)のうち約3割が無職となっている。
③令和元年に新たに刑務所に入居した高齢者のうち、8割が再入者(65歳以上)
➃覚せい剤事犯検挙人員のうち、約8割が再犯者となっており、再犯者率が非常に高い。

3「今後の施策として」

1、犯罪をした人等が立ち直り、社会の一員として地域に定着できるよう、国及び市町村、民間団体などと連携した取り組み、役割分担を踏まえて、切れ目のない指導及び支援をする。
2、再犯防止の取組をわかりやすく広報することなどにより、道民の関心と理解を醸成する。

重点課題

1、就労・住居の確保
2、保健医療・福祉サービスの利用の促進等
3、学校等と連携した修学支援の実施等
4、民間協力者の活動の促進、広報・啓発活動の推進等
(社会を明るくする運動)・(保護司、更生保護女性会の活動の周知や人材確保への協力)
5、連携体制整備として、北海道再犯防止推進会議の設置

保護観察官のお話

・保護司定員は5万2500人ですが定員に満たない
・犯罪予防活動には自治体や学校、町内会等との連携が必要、啓発活動への取り組み

その他

*更生保護サポートセンターは地域における更生保護活動の拠点であり、更生保護に関する情報を発信する場所である事
*保護司というボランティアの活動が冊子になってありますのでご利用ください。(サポートセンターにあります)

背中を押すもの、、、。 江別分区 江畑稔

~サウンド・オブ・サイレンス~

先月号で「あの黒い煙は何だったのだろうか?」と半信半疑に、文章を結んだもの、、、。
その時作者の胸に去来していたものは、何だったのだろうか?
今日「更生保護札幌」を、何の気なしに眺めていたら、札幌刑務所所長さんのエッセー。
図らずも、入り口がここにあった、、、。
「50年の歳月を経た今でも、このエピソードが深く、私の心に残っているのはどうしてだろう」と、、、サイパン、硫黄島と、そして沖縄、、、しかしここは他の島とは違う。
降り注ぐ、山の形さえ砕く艦砲のその先に居たのは、女性や子供達だった。


ガマを追い出されて彷徨い、万歳突撃に怯えた米兵は動くものは何でも撃つ、そんな場所へ、、、。
夜明け、、、血まみれになって、倒れていたのは兵士ではなかった、、、凄惨な沖縄の真実は、老いた米兵のトラウマの底に沈んで、爾来語られる筈もなく、、、。
50年前の沖縄返還の日の担任の話、内容は分からずとも「これはきっと大事な話に違いないと思った」と、所長さんは述懐しています。
これを読んで私は、深い悲しみと共に小樽山岳会の大先輩で、今も世界数個所の美術館に作品が飾られている、エッチングの芸術家だった岳人を思い出します。 
その人は、初めて東京で個展を開いた30歳の頃、ボンヤリとでしか輪郭の見えなかったもの、、、それが「60年経って、今あの頃感じていたものが蘇って来た、これだけの時間が必要だったんだ、、、あの頃の記憶がなかったら、今の作品はなかった。」と言ったのを思い出します。 
それじゃ~、人は皆、齢90年を生きなければ、、、、とチャカしたのを、今でも赤面です。

そしてもう一人、それは羽生結弦、、、今回のフリーを終え、メダルにさえも届かなかった、その時の心境を「滑っていた時の気持ちは、9歳の頃憧れていたものと同じだった、、、9才の自分が一緒に滑ろうと言っていた、、、いつもぶつかった壁の上で、手を差し伸べていたのは9歳の自分だった」と涙混じりに吐露しています
ここには若くして、金メダルの影をも超えてしまった領域に踏み込んだ、孤高の若者の戸惑いを、、、安心してか、長い付き合いの松岡修造の顔を見付けて、こみ上げる涙を抑えきれない姿にそれを感じました。
この人達に感じられたもの、それは一体何だったのだろう、、、それはいつも傍にいて背中を押していてくれたもの。


この度、テスト制作された【サポセン便り_ウェブ版】はいかがでしたか?
サポセン内での業務の効率化、ペーパーレス化の実現に向けて、このような取り組みも検討されておりますので、ぜひご意見お寄せ下さい。(長岡)